医療の現場における小児科の問題点とその対策

医療分野で小児科は特殊であると考えます

小児の医療は習熟した技術が必要だと思います。子供というのは、大人が考える以上に大人を観察しているものです。まだ何もわからない赤ちゃんであれば、何をするにも泣いて抵抗しますが、物心がついてくると恐怖心が備わってきます。病院に行くということだけで子供は緊張します。その緊張や不安を和らげるのが小児科で働く医師や看護師の務めだと思っています。子供は極度の緊張に襲われると親にはどうすることもできないくらいに抵抗することがありますが、看護師さんの言葉掛けひとつでやってみようかなという気になったりもします。単純そうに見えて複雑な心情を抱くのが子供心であり、私たちも通り過ぎてきたのですが、時間とともに遠い昔の記憶は薄れていくものです。

ただ、小児科というのは子供だけを相手にしていれば良いというものではありません。小児科はいつ、どこに行っても混雑しているものです。待ち時間もかかります。ぐったりしている子供、熱があるのが信じられないくらい元気に走り回っている子供とこれも様々です。親は、そんな子供から目を離さずに自分の順番が来るのをじっと待っていなければなりません。これもまたストレスです。それに加え、小児科に行くと風邪が遷されるという言葉も良く聞きます。程度の軽い病状で受診したのに、数日後には違う症状が出ているということもあります。ですから、親にとっては小児科を受診するということは少なからず不安を抱えなければならないので結構勇気のいることです。そんな親に対するケアもしてくれる病院が良い病院と評判をされるのではないでしょうか。難しいケアではありません、些細な一言が張り詰めている親の心を和ませてくれたりもします。

このように、小児科というのは子供と親を両方看ていかなければならないものであり、習熟した知識や技術を必要とされ、他の科にはない特殊性が生まれるのかもしれないと私は考えます。